進学情報詳細
県立広島大学
情報マネジメント専攻

統計モデリングに関する研究

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統計理論に関する基礎研究の成果を活用し実学データへ応用する研究を行っています

学べる分野
情報社会科学分野

どんなことが学べるか、どんな研究を行っているか

データ解析法は多岐にわたりますが,データのもつ情報の損失を最小限にしつつ効率の良い解析を行うためには,解析対象のデータの特性に応じて,適切な解析法を選択することが不可欠です.本研究では,統計理論の開発等の基礎研究として,経時データ・空間データ・曝露データなどの実学データで見られる様々なデータに対する解析法を開発しています.

適用事例:広島が長年抱える原爆被爆者の実態解明に関する応用研究

共同研究を行なっている広島大学原爆放射線医科学研究所が管理する広島原爆被爆者データベースに基づき,被爆者の被爆時所在地を位置情報として扱い,基礎研究で開発した空間データに対する生存時間解析法および放射線被曝による健康被害に関する数理モデルを組み合わせることで,広島原爆被爆者におけるリスク地図の作成し,リスクの円形非対称性を報告しました.これにより,黒い雨などの放射性降下物や誘導放射線などからの2次的放射線被曝の影響が示唆されました.