- 九州大学大学院 筑紫キャンパス
- 大学院総合理工学府総合理工学専攻 デバイス理工学メジャー
吉武研究室
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宇宙(極限環境下)で使用するセンシングデバイスの開発
どんなことが学べるか、どんな研究を行っているか
九州大学の吉武研究室(電子物性デバイス工学)では、宇宙空間のような極限環境でも安定して動作する革新的なセンシングデバイスの開発に取り組んでいます。研究の核となるのは、放射線や激しい温度変化に強いダイヤモンドを素材に用いた技術であり、半導体から電極まで全てをダイヤモンドで構成する「オールダイヤモンドデバイス」の創出を目指しています。具体的な応用範囲は、磁気や化学センサー、高感度な光検出器、さらには長寿命な原子力電池まで多岐にわたります。本研究室は、材料の合成からデバイスの作製、評価までを一貫して行える体制を整えているのが特徴です。学生は各自の希望を尊重したテーマに柔軟に取り組むことができ、将来の宇宙ミッションやインフラ監視に貢献する次世代技術の研究に励んでいます。
どんな雰囲気の研究室か
1. 国際色豊かで英語が飛び交う環境
この研究室の大きな特徴は、非常に国際的な環境であることです。
• 多国籍なメンバー: メンバー表によると、エジプト、中国、インド、カタールなど、世界各国からの留学生や外国人スタッフが多く在籍しています。
• 日常的な英語の使用: 外国人が多いため、日常的に英語を使う環境にありますが、最初から高い英語能力が求められているわけではありません。英語に慣れ親しみながら研究を進めることができる環境と言えます。
2. 学生の自主性と希望を尊重する姿勢
研究テーマの決定や活動において、学生の主体性が重んじられています。
• テーマ決定: 研究テーマは、学生の希望を最大限に尊重しつつ、研究室全体のバランスや戦略を考慮して柔軟に決定されます。
• 学生主体の活動: 研究室の大学院生が「応用物理学会九州地区学生チャプター」のホストを務めるなど、学生による独自の活動も積極的に行われています。
3. 多様なバックグラウンドを持つ学生
様々な経歴を持つ学生が集まっており、多様性のある環境です。
• 高専出身者の活躍: 高専(高等専門学校)出身者が多く、修士課程に進学する学生のうち半数以上が高専推薦入試で入学しています(久留米、有明、松江、熊本、鹿児島高専などの実績あり)。
• 内部進学: 九州大学工学部融合基礎工学科からの配属生も在籍しています。
4. 活発な交流とイベント
研究活動だけでなく、メンバー間の交流も和やかで活発です。
• インターンシップ: 研究室見学やインターンシップを随時受け入れており、外部に対して開かれた雰囲気があります。
5. 高い目標とベンチャー精神
「宇宙」や「極限環境」という未踏の領域に挑むため、チャレンジ精神が旺盛な雰囲気です。
吉武研究室は「国際的で多様な人材が、自由な雰囲気の中で最先端の宇宙・ダイヤモンド研究に挑戦している」研究室です!
高専生に対してメッセージ
1. 皆さんは「よそ者」ではなく「主力」です
大学院から新しい環境に飛び込むことに不安を感じるかもしれませんが、吉武研究室では修士課程に入学する学生の半数以上が高専推薦入試による入学者です。 久留米、有明、松江、熊本、鹿児島高専など、各地の高専出身の先輩たちが既に活躍しており、高専出身者が研究室の中心的な役割を担っています。高専で培った実践的なスキルは、この研究室で大きな武器になります。
2. 受験のチャンスは大きく開かれています
高専専攻科生を対象とした「高専推薦入試」という枠組みがあり、これは筆記試験がなく、口述試験(面接)のみで合否が判定されます。
• もし推薦で不合格でも、一般選抜(筆記または口述)で再チャレンジが可能です。
• インターンシップや研究室見学を随時受け付けており、受験の準備として研究室の雰囲気を事前に肌で感じることができます。
3. 英語や研究への不安は不要です
研究室は留学生が多く、英語が飛び交う国際的な環境ですが、最初から高い英語能力を要求しているわけではありません。英語に慣れ、使いこなす環境そのものが教育の一環です。 また、研究テーマは皆さんの希望を最大限尊重して柔軟に決定されるため、自分のやりたいことに打ち込めます。
4. 「宇宙×ダイヤモンド」という未踏のフロンティアへ
皆さんが挑むのは、地球の常識が通じない「宇宙」という極限環境です。
• ダイヤモンドを使った最強のデバイスを作り、宇宙空間や原子炉といった過酷な環境で動かす研究は、まさに次世代の産業革命を担う仕事です。
• 大学発ベンチャーの設立も考えており、アカデミアの研究にとどまらない、社会実装を見据えたダイナミックな経験ができます。
5. その先のキャリアも明るい
卒業生は、九州電力、三菱電機、ソニーセミコンダクタソリューションズ、NTT西日本などの大手企業や、大学・高専の教員、国立研究所の研究員として第一線で活躍しています。博士課程に進学する高専出身の先輩も多く、研究者としての道も大きく開かれています。