高専4年生になるタイミングの前後、周囲から徐々にこの言葉が聞こえてくるようになると思います。
「インターンシップ」
もしかしたら、もっと前から「インターンシップ」は聞こえていたかもしれません。
先日、高専プラスユーザーを対象に行ったアンケートでは、「インターンシップ情報」が最も求められていることが分かりました。
- 高専プラスにあってほしい情報・機能は?
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- インターンシップ情報
- 就活情報
- 進学・編入学情報
2025年12月~2026年1月実施。高専プラスユーザーアンケートより(回答者数:2,559名)
周囲は少しずつ動き始め、まるで自分が遅れているように感じられる、いや、まだ様子見でOKだ
——そのような気持ちが入り混じっている人も中にはいるのではないでしょうか。
4年生のこのタイミングは、決断の時期ではありません。3年生以下でしたら、なおさらです。
むしろ、将来に向けた「情報収集」の時期であると言えます。
- 目次
インターンシップは、就活ではない?
高専生の強みは実践的な専門性にあり、社会において確かな役割を持っています。
しかし、その専門性は、社会で“どのように”役割を果たしているのでしょうか。
例えば——
- 機械系だったら
- CADは現場でどのように使われているのか
- 情報系だったら
- どのようにAIを活用しながらプログラムをつくっているのか
- 電気電子系だったら
- 電気設備の施工管理は、どのように人と関わる仕事なのか
高専では実験・実習やPBLなど、実践的な学びを得る多くの機会があります。
しかし、インターンシップで「現場のリアル」を知ることは、そういった学びを得るには最適の環境ではないでしょうか。
時間的にも余裕があり、まだ進路を確定させていないこの時期は、視野を広げるのにちょうどいいタイミングです。むしろ、確定させていないからこそ、考える材料を増やすという考え方もあるでしょう。
それが、後々の進路選択(就職・進学)や就職活動での余裕につながります。
高専によってはインターンシップを必修科目としていますが、必修だからといってなんとなく参加するのはもったいないのです。
インターンシップに参加した学生のよくある声
自分の学んでいる内容が、企業でどのように活用されているのか実感できた。
社員さんの働いている雰囲気が知れて良かった。
就職したいと思っていた企業だったが、実際に業務をしてみて、思っていたものと違うと感じた。
こういった情報を知ることが、後の進路選択・就職活動での余裕につながります!
何から始めればいいのか?
とはいえ、何から始めればいいのでしょうか。
インターンシップの募集情報は、高専プラスに掲載されている各企業ページの「インターンシップ・イベント情報」のほか、各企業の採用HP、各高専のキャリア支援室等でも紹介されているでしょう。先生から直接紹介される学生もいるかもしれません。
もう1つの方法があります。それは、高専プラスを運営しているメディア総研(株)が主催のオンラインイベント「高専インターンシップ研究セミナー」に参加することです。
高専インターンシップ研究セミナーでは、今年度実施されるインターンシップだけでなく、「業界内における自社の立ち位置」「高専卒社員の仕事内容」などのお話を、企業の方から聞くことができます(参加学生には、アーカイブ配信も実施します)。
当セミナーで話される内容は、企業によって異なります。
また、「機械系」「電気・電子系」「情報・制御・通信系」「材料・化学・生物系」「建築・土木・環境系」と、専攻ごとに分かれた5つのレーンがあり、自分の専攻分野に近いレーンで効率的に話を聞くこともできます。
「余裕のある進路選択・就職活動」につながるのが「インターンシップ」だとするならば、「余裕のあるインターンシップ選択」につながるのが「高専インターンシップ研究セミナー」なのです。
高専インターンシップ研究セミナーの特徴まとめ
- GW前後の4月25日(土)、5月9日(土)に開催
- 5つの専攻レーンがあるため、効率的に情報収集できる
- インターンシップ情報だけでなく、業界・企業研究につながる情報も聞ける
- 参加学生には、アーカイブも配信
高専インターンシップ研究セミナーに参加した高専生の声
今からインターンシップの情報を集めていかなければならないときに、何から調べて行けばいいのかわからなかったところ、このような企業を知れる機会があってとてもありがたく思った。
セミナーの時間が各社30分ずつと、長すぎず、短すぎず聞きやすい時間設定だった。
会社の説明が多く、自分で検索することが億劫だった自分にとって良い機会だった。
専攻以外のレーンを回って見ることで知らない会社を知ることもでき、とても有意義な時間を過ごすことができた。
2025年5月開催「高専インターンシップ研究セミナー参加学生アンケート」より。
ともに2025年5月開催「高専インターンシップ研究セミナー」参加学生アンケートより。
現在は答えを出す時期ではありません。
少しずつ視野を広げてみる。その積極的な小さな一歩が、今後の自分を少し楽にしてくれるはずです。