半導体・有機EL・二次電池の研究開発
半導体エネルギー研究所
技術の先駆け。 「世界初」の技術を生み出す。
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技術・製品・サービス紹介
酸化物半導体(Oxide Semiconductor:OS)
次世代の半導体材料として注目を集めている酸化物半導体(Oxide Semiconductor:OS)。
中でもインジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn) の結晶性酸化物であるIGZO に注目し、当社では他社に先駆けて研究開発を進めてきました。その成果としてc 軸配向結晶(CAAC®:C-Axis Aligned Crystal)、nc(ナノクリスタル)という新しい結晶構造を世界で初めて発見しました。
これらの技術は、2012 年にシャープ株式会社製スマートフォンのディスプレイに搭載されたのを皮切りに、現在も広く実用化されている技術です。現在は、結晶性酸化物半導体技術のLSI 分野における実用化を目指し、極省電力化を実現するデバイスの開発に取り組んでいます。
二次電池
安全性確保を最優先に考えながら、二次電池の高エネルギー密度化、長寿命化を探求し、研究開発を行っています。電池性能向上のため、材料・部材の一つ一つを徹底的に研究開発し、究極の蓄電デバイスを目指します。リチウムイオン電池の正極材料として広く用いられるコバルト酸リチウム(LiCoO2)を改良し、4.7V(vs Li/Li+)という高い充電電圧でも劣化しにくい正極材料を開発しました。
有機EL
高効率で長寿命、高精細、高色域な高性能有機EL ディスプレイを実現するため、有機EL 材料の設計から製造、ディスプレイパネルの試作に至るまでの全工程を社内で行っています。まずは分子設計をして、スーパーコンピュータを用いたAIと材料解析シミュレーションによる物性予測を行います。その後、有機合成を行い、テスト用発光素子を試作。特性を評価します。すべての工程において、ディスプレイに最適な材料、素子を追求し、高性能有機ELディスプレイの試作品作製につなげます。